フラワーアレンジメント レッスンと崎陽軒のランチタイム|Z構図と優しさのひととき
フラワーアレンジメント レッスンは猛暑でも元気に開催!
この日の自由が丘は34度。もう完全に真夏。だけど「雨上がりの涼風」というテーマで準備していた私は、ちょっと苦笑い。どこが涼風やねん、と突っ込みながら冷房全開でレッスンの準備をしていました。
いつもの5人組が元気に集合。遠くからいらしてくださる方もいて、移動だけでも大変なはずなのに、ほんとにありがたいです。うちのサロンでは、通常のワンデイレッスンは13:00にスタートですが、このグループはとにかくスケジュールがタイト。みなさんそれぞれ本当に忙しいんです。だから、12時スタートという、ちょっと変則パターンのレッスンにしています。
制作はみなさん驚くほど早くて、1時間ちょっとで仕上げてしまいます。というのも、13時15分には、サロンの目の前のピザ屋さんでランチ予約が入ってるんです。だから片付けの時間なんてないんです。花器を拭いたり、ラッピングしたり、作品の撮影をしたりするのは、みなさんがランチに行かれている間に、私が一人でこなします。もうこれは毎回の流れ。
でもこの日はちょっと違いました。なんと、そのピザ屋さんが臨時休業。あのピザ、美味しいんですよ。石窯で焼いたふわもちタイプで、私もお気に入りだったんですけど、残念ながらこの日はシャッターが閉まってました。

そこで急遽、崎陽軒のシュウマイを買ってきて、オルエローズでランチしようということに。一人の生徒さんが美味しそうなお惣菜を手作りで持ってきてくださって、もうピクニック状態。私も一緒にいただいて、和気あいあいのひとときでした。そんなわけでこの日はレッスン前にまずランチ。
Z構図に初挑戦!写真映えする2つのアレンジメント
今回のフラワーアレンジメント レッスンのテーマは、写真映え。もうこの時点で、みなさんワクワクしているのが伝わってきます。
しかも、今回はちょっとしたサプライズが。用意してあったカゴの数を見て、「先生、なんでこんなにたくさん?」と驚かれました。そうなんです、この日は一人2作品作っていただく内容にしていました。

今回は「Zの構図」に挑戦してもらいました。Z構図っていうのは、視線が左上から右下に自然に流れるような配置。アレンジメントを二つ作って、それをZ型に見えるように置いて写真を撮るんですね。スタイリングとしてはちょっとプロっぽい雰囲気が出せるんです。
あらかじめ、スタイリングボードの上にはアンティークの小物や雑貨を並べておきました。これはしげみ先生から教わったやり方で、プロップスって言われるスタイリング小物です。これを置くだけで写真に奥行きが出るし、雰囲気がぐっと引き立つんです。
「先生、この雑貨かわいい。家にも似たのありますよ」と言ってくださる方もいて、だんだんみなさんのおうちにもオルエローズで使った器や小物が増えていってる感じ。うれしいですね。
均等に作るって案外むずかしい
さて、いざアレンジメント制作が始まってみると、やっぱり今回はちょっといつもと違っていました。
いつもはのびのび自由にお花を挿していくスタイルが得意。でも今回は「写真映え重視」というテーマだったので、あえてぎゅっとコンパクトに、バランスを意識した配置をお願いしました。

これがなかなか難しかったみたいです。
「先生、これどこから挿せばいいの?」「なんか高さバラバラになっちゃう!」
そんな声があちこちから。
特に、中央がぽこっと出すぎちゃったり、左右がアンバランスになったりと、調整が続きました。刺し直したり、引き抜いてはもう一度試したり。でもその試行錯誤こそが、実は楽しかったりするんですよね。
「うわー、難しいけど面白い!」「これ、完成したら絶対素敵だわ」と、みなさん目が真剣で、でも表情は笑顔。
最終的にはどのアレンジもすごく綺麗にまとまりました。淡いパープルにピンク、そこに少しだけ締め色のブルーを入れて。まさに「雨上がりの涼風」って感じの色合いに仕上がっていて、私も思わずうっとり。
撮らない宣言?先生のカメラが頼りです
このグループ、以前はスマホでバシャバシャ撮っていたんですが、最近はちょっと様子が変わってきました。
「もう、撮るのやめたわ」「先生の写真の方が綺麗なんだもん」
と、みなさん完全にお任せモードです。

私が撮影した画像はLINEでお渡ししているんですが、そう言われると責任重大。しかも6月って、光が強すぎるんですよね。太陽の高さが変わってきて、スタイリングボードに入る光もいつもよりガンガン。影が強く出すぎちゃって、明るすぎたり逆に飛んだり。
「うーん、これは撮影場所変えた方がいいかな」と、私の中で小さな反省会。
トルコキキョウの美しさに感動、そして花の持ちの工夫
レッスンのあと、生徒さんのひとりが「先生の所のお花ほんとに持ちがいいんですよね」と、ぽつり。実はうち、冷蔵庫ないんです。お花専用のね。でも、だからこそ仕入れのタイミングと管理にはめちゃくちゃ気を使ってます。
市場は月・水・金なので、レッスン前日にしっかり仕入れて、エアコンを朝までつけっぱなしにして一晩花たちに頑張ってもらいます。翌朝はすぐ水替え。それでもこの暑さ。生きてるだけでえらいって言いたくなるレベルの気温。

今回使ったトルコキキョウも、本当に立派でした。市場で見かけても、ここまで咲き方が美しいのはあまりないんです。「先生、こんなトルコキキョウ、花屋さんで見たことない」と言われると、やっぱり嬉しいですね。
それでも生徒さんの中には「お友達にグリーンの花束をもらったんですけど、1週間しか持たなかったんです」と話してくれた方もいて。たぶん、この気温なら1週間もったら上等かもしれません。もうそういう季節なんですよね。
夏場は特に、花選びが命です。
フラワーアレンジメントは暮らしの癒し。病院での感動エピソード
前回の二段スタンドのアレンジメント、あれ、本当に好評だったんです。

ある生徒さんが、その作品をなんと病院に持って行ったそうで。ご主人が入院されたとのことで、お見舞いに持参したそうです。
すると、病室に入った看護師さんたちが次々と「なにこれ、素敵!」「こんなお花見たことない!」ってざわざわ。そうでしょう、あれは誰が見ても「えっ」と驚くくらい華やかで品があって、しかも手作りあんな、お花絶対に売っていませんから。
ご主人も、そのアレンジがきっかけで看護師さんとお話が弾んだとか。そのエピソードを聞いて、私はちょっと胸がじーんとしました。
嬉しい!
次回レッスンと、これからの猛暑に向けてのお知らせ
さて、レッスンが終わって扉を開けると、うわっと顔に熱気が押し寄せました。本当にこの日は暑かった。みなさん、「またね〜!」とあっという間に帰って行かれたけれど、私はそのあとしばらく放心。6月でこれじゃ、7月8月どうなっちゃうの?と、少し不安にもなります。
フラワーアレンジメント レッスンは、今後も続きますが、暑さが本格化する中での花選びはますます慎重になります。レッスンで使用するお花は、見た目の美しさだけでなく、気温に耐える力も必要。

7月も涼しげなアレンジがいいですね。持ちも良くて、しかも映えるもの。頭の中ではすでにいくつか候補が浮かんでいます。サンプルは2月に作ったものなので、なんとオレンジだらけ〜 変更します!
これからいらっしゃる方は、どうか暑さ対策を万全に。レッスンルームは涼しくしてお待ちしています。8月は…全国的にもうお休みでもいいんじゃないかなって、ちょっと本気で思ってます。
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