本業がある私が、新しい“伝え方”を見つけた日
きっかけは、ただ「言われたからやってみただけ」
私はもともとフラワーコーディネーターです。
レストランウェディングがまだ主流ではなかった時代に、レストランの装花を一手に引き受けていました。
それがきっかけで法人からも声がかかり、仕事はありがたいことにずっと続いてきました。
今では、教室に特化したお花の仕事をしています。
毎日忙しいし、好きなことを仕事にしているので、不満なんて特にありませんでした。

でもある日、コンサルの貴子先生に「朋子さん、声がレインボーボイスですね」と言われたんです。
「人を整える力がありますよ。カードリーディング、やってみたら?」
……正直、その時は「へえ、そうなんだ」としか思っていませんでした。
スピリチュアルなことに興味があったわけでもなく、占いなんて自分には関係ないと思っていたし。
でも、「じゃあ、やってみます」と答えて、あまり深く考えずに始めてみたんです。
すると、意外なほどしっくりきました。
不思議な力があるとかではなく、カードを通して言葉にすることで、人とちゃんと向き合える感覚があったんです。
最初の一歩は、ただ「すすめられたから」。
でもそこから、新しい世界が本当に広がっていきました。
リーディングは「未来予知」ではなく「自己確認」
「占いって未来を当てるもの」――そう思っていた私が、実際にルノルマンカードを学んで驚いたのは、
これは当てものではなく、自分の気持ちを整理するツールだったということ。
カードは、今の感情や心の状態をそっと映し出してくれます。
たとえば「山」が出れば、心にブレーキをかけているサイン。
それに気づくだけで、心の中が少しラクになるんです。
人には話しづらいことも、カードとなら向き合える。
だから私は、ルノルマンを心の鏡として使っています。
実例|カードを使うとこう変わる
私は、正直なところ、普段からカードに頼りすぎるタイプではありません。
自分のことは、自分で決める。
だけど、お花の仕事でも、講師としても、人と関わっていく中で
「カードって、意外と現実的で役に立つんですね」
そんな声を、クライアントさんたちから何度も聞くようになりました。
実際に、こんな変化があった方がいらっしゃいます。

自分の気持ちに整理がついた女性会社員の方
新しい部署に異動して、人間関係に悩んでいたという方。
カードを引くと「雲」と「船」と「指輪」。
迷ってるけれど、いずれ大きな学びになるという内容をお伝えしたら、
「ただ話を聞いてもらっただけなのに、心がすごく軽くなりました」と涙ぐんでいらっしゃいました。
決して「こうしなさい」とは言っていません。
でも、カードをきっかけに“自分の本音”に気づかれたようです。
個人事業主の方が、商品づくりに一歩踏み出せた話
「ずっとやりたかったけれど、踏み出せなくて」と相談された方に、カードを引いたら「鍵」「太陽」「ハート」。
そのアイディア、ちゃんとあなたの中に答えがありますという読みでした。
数日後、「やっと動けました」とご連絡をいただきました。
カードが後押しになる瞬間って、あるんですね。
チャット占いを副業にした生徒さんの話
本業を持ちながら副業で占いを始めた生徒さん。
最初は不安そうでしたが、ルノルマンカードを使ってチャット占いに挑戦。
結果、見事に星5つの高評価を獲得されていました。
「思っていたより実践的で、現場で役立つんですね」と言われたのが印象的でした。
カードが魔法の道具というわけではありません。
でも、必要なときにそっと使えば、心を整えるヒントになったり、
前に進むための気づきをくれたりするものだと、私は思っています。
「直感」と「理論」のバランスがとれる人になる
お仕事をしていると、どちらかに偏ってしまう瞬間ってありませんか?
たとえば、数字や効率ばかりを重視して感覚を無視してしまったり。
反対に、気持ちばかりを優先してしまって、やるべきことを見落としてしまうこともあります。
ルノルマンカードを使い続けて感じるのは、
この感性と理論の両方をバランスよく育ててくれる、ということです。

カードリーディングには「絵柄を見てどう感じるか」という直感が大切です。
でも一方で、「このカードの意味」「カード同士の組み合わせ」「過去の読み方との比較」といった意味や組み合わせの流れも、ちゃんと考える必要があるんです。
最初は私も、
「ちゃんと読まなきゃ!」と緊張したり、
「こんな読み方で合ってるのかな?」と不安になったりしました。
でも、何度もカードと向き合っていくうちに、
自分の感覚を信じながら、冷静な判断もできるようになってきたんです。
これはまさに、仕事でも役立つスキル。
直感だけでも、理論だけでもなく、両方が調和している人って、自然と信頼されるんですよね。
だから私は、ルノルマンは「心の筋トレ」だと思っています。
感性と戦略、両方を磨けるツール。
カードは、周りの人と向き合う“ひとつの手段”として役立つ
人と関わるお仕事をしていると、
「ちょっと聞いてもらえますか?」という場面、正直すごく多いです。
ありがたいことなんですけど、内容がずっと愚痴だったり、堂々巡りだったりすることも少なくありません。
そんなとき、カードを使うと話の流れが変わるんです。

たとえば、「最近ついてなくて…」という方にカードを引いてもらって、
出てきたカードを一緒に読みながら「もしかして、こういう気持ちがあるかも?」と投げかけると、
愚痴ではなく気づきに変わる瞬間がある。
カードを挟むことで、ただ聞いて終わり…ではなく、
その方が少しでも前を向けるような対話になるんです。
「私、話してよかった」
「なんだか気持ちが整理できました」
そんなふうに言われたとき、ああ、カードを使ってよかったなと思います。
周りの人の気持ちに寄り添うツールとして、ルノルマンカードはとても穏やかで使いやすい。
私にとっては、自分のためというより、人と心地よく関わるための間に置くものという感覚です。
カードは“整える時間”をくれる
ある生徒さんから、こんなメッセージをいただきました。
「すっかりカードから遠のいてしまっていました…。
そのせいかわからないけど、寝不足やら、お菓子の食べすぎやらで、体調不良でした。
でも、昨日がピークで、今朝はちょっといい感じに戻りつつあります」
これを読んで、「ああ、やっぱりカードって、整える時間なんだな」と思いました。
ルノルマンカードって、特別な力があるというより、
カードを引くことで少し立ち止まって、自分を見つめ直す時間ができるんです。

それって、体調にも、気分にも、ちゃんと影響があるんですよね。
忙しい毎日の中で、自分の気持ちを確認する時間って、意外と忘れがち。
でもカードに触れると、不思議と呼吸がゆっくりになって、思考も落ち着いてくる。
たった数枚でも、今の自分の状態や方向性を“俯瞰”できる。
だから、仕事にも暮らしにも活かせるんです。
私は自分ではあまりカードを使わないけれど、
生徒さんたちのメッセージを通して、「やっぱり必要な人にはちゃんと届くものなんだな」と改めて感じています。
リーディングを学ぶという“自己投資”のススメ
お金をかけるだけが「自己投資」じゃないと思うんです。
自分と向き合う時間を取ること。
そして、心の声に耳を傾けること。
それが、最も深くて持続する投資になると私は思っています。
ルノルマンカードは、特別な才能がなくても学べます。
私はスピリチュアルとは縁遠いタイプでしたし、
最初は「読めるようになるのかな?」と半信半疑でした。

でも、続けていくうちに教えて欲しいと言われ
講師になっていました。
不思議ですよね。
学ぶことで、自分に新しい役割が増えて、
見えてくる景色も変わっていくんです。
そして今では、私の生徒さんにも「副業でカードを取り入れたい」と学ぶ方もいらっしゃいます。
誰でも最初はゼロから。
でも学ぼうと思ったその瞬間から、人生のステージは少しずつ変わり始める。
それが、カードの面白さであり、学びの豊かさだと思います。
まとめ
カードを始めたのは、すすめられたから。
でも思いがけず、花の仕事とはまた違う「人との関わり方」がそこにありました。
特別な力じゃなくていい。
ほんの少し、自分や誰かの気持ちに目を向ける時間。
その積み重ねが、毎日を少しやさしくしてくれる気がします。
本業があるからこそ、無理なく広がるカードの世界。
もしあなたにも気になっている気持ちがあるなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。
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