今、風を読む——ルノルマンと関税の話
初めに
最近のニュースに心が動揺しますね。
世界の経済や、国をまたぐ政策の変化——。それは一見遠くの話のようでいて、
実は私たちの暮らしや日々の選択にも、じんわりと影響を及ぼすものです。
たとえば、25％の関税、中国には100％超の制裁関税。
もう世界中が、対抗しあうような雰囲気になっていて、
ヨーロッパの車も、カナダのお酒も、日常にある“当たり前”の品々までもが、
ある日突然、規制や値上げの対象になっていく。
「世界って、こんなふうに簡単に不安定になるんだ」
そんな風に思わずにはいられません。
思い返せば、きっかけはコロナでしたよね。
パンデミックから始まって、戦争、資源不足、インフレ…
私たちはまるで、歴史の教科書に残るような時代の渦の中に生きているのかもしれません。
食料品の価格もじわじわと上がり、「これは他人事じゃない」と感じています。
誰かの話ではなく、“わたし自身”の生活にも確実に影響してきている。
それでも、私は思うのです。
フランス革命の混乱の中でもカードを手放さず、人々を導いたマドモアゼル・ルノルマンのように、
しぶとく、しなやかに、一緒にこの時代を生き抜きましょう——
……ちょっと大袈裟でしょうか？（笑）
でも今は、それくらいの覚悟とユーモアが必要な時代かもしれませんね。
今、持っているあれ、大丈夫かな？
ある日の朝、そんな経済の話題を耳にしながら、ふと、自分の中で「あること」が引っかかっているのを感じました。
それは、私自身が長く持っている“ある企業の株”について。
普段あまり頻繁に動かすことはないのですが、
「今後どうなるんだろう？」と、自然に不安が湧いてきたのです。
——こういう時こそ、カードに聞いてみよう。
私はルノルマンカードをテーブルに出し、いつものように深呼吸してから、問いかけました。
「この持ち株、今後どんな流れになっていくのかしら？」
はっきりとした期待があったわけではないけれど、
“今の空気”のようなものを感じられたらいいな、という気持ちでした。
カードを並べていくと、具体的な内容はすべて覚えていないのですが、
最後に出てきたのが「クローバー」だったことだけは、印象的に心に残りました。小さな希望のクローバー
ルノルマンのクローバーは、「ラッキー」「チャンス」「軽やかで心地よい変化」などを意味します。
でも、それは「大きな一攫千金」ではなく、「思いがけない嬉しいこと」「ちょっとホッとする出来事」といった、
あくまで“控えめで可憐な幸運”。
私はその時、
「今は不安定でも、それは長続きせず、やがて“良かった”と思えるような、
ささやかな展開が待っているのかもしれない」
——そんな穏やかな気持ちになりました。
どこか心の奥にひと粒の希望がぽとんと落ちたような、そんな感じです。
数日後、まさかの「クローバー的展開」
早朝のニュースのこと。またしても驚きの発表が飛び込んできました。
「アメリカの関税措置が90日間停止になる」というニュースです。
まるで戦争中の停戦のような、そんな緊張感と驚き。
これでまた、株価は乱高下していくのでしょう。
ちょうどその朝は海にいて、サーファー仲間たちとこの話題になりました。
私はただ「うわー、関税一時停止なんて、すごいね」と軽く流していたのですが、
まわりのみんなが妙に鋭い。
「これって、トランプさんの家族とか調べたほうがいいよね」
「明日こう言うぞ！」とか周りの人に話したら
「こんなニュースを事前に知ってたら簡単にインサイダー取引できるじゃん」
…あ！ほんとだ。
思わず声が出ました。
カードにはこんな細かい情報までは出ていなかったけれど、
“ちょっとしたラッキーがくるけど、それは一時的”という、クローバーのメッセージ。
まさに今のこの状況、ぴったり重なってきている気がしたんです。
もちろん、ルノルマンカードが政治や経済の裏側まで教えてくれるわけではありません。
でも、「今、自分がどんな空気を感じているのか」
その“感度”を引き出してくれるのが、カードなのだと改めて感じました。
カードは「当てるもの」じゃなく、意識の方向を示すもの
ルノルマンカードは、“未来をズバリ当てる”ためのものではありません。
私にとってはむしろ、「その人がより良い方向に進むための、意識のコンパス」のようなものです。
たとえば、カードを引いて、その場でクライアントさんと一緒に絵柄を見ながらこう伝えることがあります。
「今はこの道、ちょっと止まっておきましょう。カードには“一旦止まると、新たな道がひらける”って出ていますよ。」
その結果——
「あのときのアドバイス、言われた通りでした。
止めたことで、もう一つの選択肢が見えてきたんです！」
そう言ってくださる方が本当に多いのです。
ある時は、こんなこともありました。
「車検、ちょっと気をつけた方がいいかもしれません。蛇のカードが出ています。
表面的には見えなくても、念のため細かく点検してもらってくださいね。」
その後クライアントさんから届いたメッセージは、
「言われた通りでした。重要な部品の交換が必要でした。
途中で車が止まる前に気づけて、本当に助かりました。」
——こんなふうに、カードが“当たる”というよりも、
その人の意識の向き先を、そっと変えてくれる。
その結果、「起きる出来事」がより良い方向に動いていくのです。
これが、私がルノルマンカードを信頼している理由。
そして、私自身もカードを引くたびに「今、自分はどんな風に流されようとしているのか」に気づかせてもらっています。
心がゆるむ“ちいさな幸運”を、
あなたにも
最後に出てきたクローバーは、今も私の中に残っています。
それはもう、カードの絵柄ではなくて、
私自身がそこから受け取った“静かな方向転換”の感覚として。
冒頭に書いた、あの“気になる株”のこと。
ニュースを見て、不安になって、ついざわついてしまっていたけれど——
カードを引いたことで、なんだかふっと力が抜けて、
「……あ、もういいや。気にせず放っておこう」
そんな気持ちになったんです。
クローバーがそっと教えてくれたのは、
「今は頑張って動かなくてもいいよ」
「流れにまかせて、肩の力を抜いてみて」という、
ささやかだけど確かな“やすらぎ”でした。
ルノルマンカードを引いたからといって、
世界の情勢がすぐ変わるわけでも、魔法のような未来が現れるわけでもありません。
でも、
“今の私がどう感じていて、どこへ向かおうとしているか”
その感覚を少し整えるだけで、現実の風の受け方が変わってくる。
もしあなたが今、不安を感じることがあるなら——
自分の中の声が聞こえにくくなっているときなら——
ルノルマンカードは、そっと寄り添ってくれるかもしれません。
正解を探すのではなく、“今のあなた”に優しく光をあてる一枚。
あなたにも、そんなクローバーとの出会いがありますように。
私たちは、マドモアゼル・ルノルマンの時代を超えて
今は混乱の時代。
世界のどこかでまた大きな動きが起こり、
その余波が私たちの日常に、静かに、でも確実に届いてきます。
食料の値上がり、生活の変化、不安なニュース…。
けれど私は思います。
——私たちは、今この時代を「しぶとく」生きているのだと。
フランス革命の混乱の中でも、マドモアゼル・ルノルマンは静かにカードを広げ、
人々の運命に寄り添い続けました。
私たちも、あのクローバーのように——
可憐だけど、しぶとく生き延びていく力を持っています。
大げさ？かもしれません。
でも、きっと今はそれくらいの“気概”がちょうどいいのかもしれませんね。
まとめ
世界は今、目まぐるしく変わっています。
ニュースを見れば、関税や戦争、インフレ、不穏な話題ばかり。
日々の暮らしの中でも、気がつけば「前はこうじゃなかったのに」と感じる瞬間が増えてきました。
そんな時代の中で、
私たちができることって、とてもシンプルなのかもしれません。
「今の自分が、何を感じているかに気づくこと」
「心の風向きを知って、無理せず歩く方向を選ぶこと」
ルノルマンカードは、未来を当てる占い道具ではなく、
“今の自分の状態を写し出す鏡”のような存在です。
焦って動きたくなったとき、立ち止まりたくなったとき、
気になるけれど答えが出せないとき——
カードはいつも、「その時のあなたの気持ち」に優しく寄り添ってくれます。
そして、
たった一枚のカードが、心にそっと“ゆるみ”をくれることもあります。
今回のクローバーのように、
「今は気にせず、放っておいてもいいよ」
そんなサインが、肩の力を抜いてくれることだってあるのです。
もしあなたも、今の時代の波にちょっと疲れたら、
ルノルマンカードと一緒に“風向き”を感じてみませんか？
少し先の未来が、少しだけ楽に、
そして自分らしく進めるヒントになるかもしれません。
最後に、ルノルマンカードに興味を持たれた方へ——
ご自身の感性と向き合いながら、カードの世界を楽しみたい方は、ぜひお気軽にLINEのご登録やフォーチュンフラワーリーディングからご連絡ください。
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