ルノルマン|突然の連絡から始まった体験会

なかなか会えない人から、突然連絡がきた話

正直に言うと、びっくりしました。
GO先生って、私の中では
「直接なかなか会えない人」
そんな存在だったんです。
以前、そんなふうに言われたこともあって。
だから、まさか自分から連絡が来るなんて、思ってもいませんでした。
それも、
「ZOOMで1時間程度、話しませんか」というメッセージ。
何か相談を投げた記憶もないし、
こちらからお願いしたわけでもありません。
なのに、突然。
一瞬、画面を見ながら
「え、どういうこと?」
と、声が出ました。
特別な相談をしたわけじゃなかった
そのセッションで、私は
大きな悩みを用意していたわけでもなく、
事業の相談をがっつりするつもりでもありませんでした。
むしろ、
「コンサルというわけでなく雑談のようにどうぞ」
という言葉を先にかけられたくらい。
不思議!
そのあと、ぽつぽつと近況を話しているうちに、
GO先生がふと、こんなことを言いました。
「今、ちょっとひらめいたんですよ」
その一言で、空気が変わりました。
話していくうちに、全部つながり始めた
そこからの話は、
いわゆる「コンサルっぽい」ものではありませんでした。
何を売るとか、
どう拡大するとか、
そんな話はほとんど出てきません。
出てきたのは、
「今、世の中がどう動いているか」とか、
「人が反応するポイントが、どこに移っているか」という話。
特に印象に残っているのが、
「知識を渡すだけの時代は、もう終わりつつある」
という言葉でした。
当てるより、やってみる時代に入っている
占いも、カードも、
もう「知っている人」はたくさんいる。
だからこそ、
当ててもらうより、
やってみる。
使ってみる。
体験してみる。
そこに価値が移っている、という話でした。
それを聞きながら、
私は頭の中で
「あ、私これ、もうやってるかも」
と感じていました。
読み合わせ。
練習会。
勉強じゃない、けれど遊びでもない時間。
実はずっと、
学んだカードを
人のために使ってみる場を
作り続けていたんですよね。
その瞬間、
ぞわっとするような感覚がありました。
ああ、
これは新しいことを始める話じゃなくて、
今までやってきたことの
答え合わせなんだな、と。

話の軸が「ビジネス」から、少しずつズレていった

印象的だったのは、
話の中心が、いわゆるビジネスの話に向かわなかったこと。
売るにはどうするとか。
広げるにはどうするとか。
数字をどう作るとか。
そういう方向には、ほとんど進みませんでした。
代わりに焦点が当たっていたのは、
「人がどう動くか」
「どんな場なら、無理なく関われるか」
そんな、感覚の部分。
特に、
一生懸命頑張る人ほど、
どこかで疲れてしまう、という話になったとき、
ああ、これはもう
やり方を増やす話じゃないな、
と感じました。
「頑張らなくていい形」を作るという発想
GO先生が話していたのは、
努力の量を増やすことではありませんでした。
むしろ逆で、
これ以上、気合を入れなくても回る形。
仕事としても、
活動としても、
「無理が出ない位置」に置き直す、という話。
その中で出てきたのが、
「教える人」と「受け取る人」を分けすぎない、という視点でした。
上手な人が話して、
聞く人が座っている。
そういう構図じゃなくて、
同じテーブルで、同じカードを見る。
それだけで、
力の入り方が変わる、という話。
体験という言葉が、急にリアルになった
そこで出てきたのが、
「体験」という言葉でした。
それまで私の中では、
体験会って、どこかふんわりしたイメージだったんです。
楽しいイベント。
参加型。
ちょっとしたワーク。
でも、そのとき話していた体験は、
もっと地味で、もっと現実的でした。
カードを実際に触る。
言葉に迷う。
沈黙が生まれる。
それでも続ける。
その一つ一つを含めて、体験。
練習したい人のための、ちゃんとした場
話を聞きながら、
私はある人たちの顔を思い浮かべていました。
占いが好きで、
カードも学んでいて、
でも「人を読む」となると、急に止まってしまう人。
頑張るのは好きじゃない。
売り出したいわけでもない。
でも、できれば誰かの役には立ちたい。
そういう人たちにとって、
必要なのは、
評価される場でも、成果を出す場でもなくて。
ただ、使ってみていい場所。
失敗しても、
うまく言葉が出なくても、
それで終わらない時間。
ああ、これはもう
イベントを増やす話じゃないな。
場の名前を、ちゃんとつける話なんだな。
そう思ったところで、
体験会という言葉が、
ようやく自分の中に定着しました。
部活じゃなくて、「体験会」と呼ぶことにした理由

最初は、正直に言うと
私はこの場を「部活」って呼びたかったんです。
ゆるくて、
上下もなくて、
続けることが前提で。
集まって、カードを出して、
ちょっと話して、
「ああ、今日も楽しかったね」で終わる感じ。
でも、その名前だと
意図しない人まで呼び込んでしまう可能性があることにも、気づきました。
何かを売りたい人。
別のコミュニティに誘いたい人。
情報を取りに来る人。
それは、私が作りたい場とは少し違う。
だから、名前を整えることにしました。
「体験会」。
学んだルノルマンカードを、
実際に使ってみる場。
頑張らなくていいし、
プロを名乗らなくてもいい。
ただ、カードを広げて、
誰かのために読んでみる。
その行為そのものを大切にしたかった。
だからこの名前にしました。
お客さんを呼び込む場所にしたくなかった
もうひとつ、はっきり決めたことがあります。
この体験会は、
集客のためのイベントにはしない、ということ。
自分のサービスに誘導したり、
別の講座を紹介したり、
関係性を利用するようなことは、しない。
その代わり、
「練習したい人が安心して来られる場」にする。
学んだけど、
止まっている人。
人を読んでみたいけど、
一歩が出ない人。
そういう人のための、
ちゃんとした時間にしたいと思いました。
だから今、この体験会をひらくことにした
タイミングも、不思議と重なりました。
少し前まで、
私はこの活動から、
いったん距離を置こうと思っていました。
無理に続ける必要はない。
一度、終わらせてもいいんじゃないか。
そんな気持ちで、
静かに止まっていた時期でした。
だからこそ、
あの突然の連絡が来たのかもしれません。
自由が丘サロンでの、最後の開催

今回の体験会は、
自由が丘のサロンで行う、最後の開催になります。
派手な区切りでもなく、
特別な演出があるわけでもありません。
ただ、
ここで積み重ねてきた時間を、
静かに締めくくる場所。
学んだカードを、
初めて人のために使ったあの感覚。
緊張した沈黙。
言葉に詰まった瞬間。
それでも続けた時間。
その全部を含めて、
体験会という形で残したいと思いました。
新しい何かを始めるためではなく、
これまでやってきたことを、
ちゃんと肯定するために。
この体験会で、できるようになること
この体験会は、
占い師として「何者かになる」場所ではありません。
資格が増えるわけでもないし、
肩書きがつくわけでもない。
でも、確実に変わることがあります。
それは、
カードを前にしたときに、
手が止まらなくなること。
学んだカードを、人のために使えるようになる
多くの人が、
カードの意味は知っています。
引き方も、
並べ方も、
本も、ノートも、ちゃんと持っている。
それでも、
いざ「人を読もう」とすると、
言葉が出なくなる。
この体験会では、
そこを一人で越えなくていい。
同じ立場の人と、
同じカードを見て、
同じように迷って、
同じように言葉を探す。
それだけで、
「読んでいいんだ」という感覚が、体に残ります。
正解を当てるより、答え合わせができる時間
ここでやるのは、
未来を断定する読み方ではありません。
当たるかどうかを競ったり、
誰が上手いかを比べたりもしません。
カードを使って、
自分の感じたことを出してみる。
それに対して、
他の人がどう見たかを聞いてみる。
すると、
「それでもいいんだ」
「その視点、面白い」
そんな言葉が自然に返ってくる。
この場で起きるのは、
答えをもらう体験じゃなくて、
答え合わせが進んでいく感覚です。
頑張らなくていい人のための体験会
この体験会に、
営業はありません。
何かを売る必要も、
次につなげる努力も、
一切いりません。
ただ、
カードを使ってみたい人。
人のために読んでみたい人。
それだけで、十分です。
参加について

この体験会は、
リアルで行います。
少人数で、
2時間。
静かだけど、
ちゃんと手を動かす時間です。
読み合わせの体験会は、
今後も定期的に行う予定です。
参加のご案内は、
LINEでお知らせします。
「いつか参加してみたい」
そう思ったタイミングで大丈夫なので、
気になる方はLINEにご登録ください。
最後に
突然の連絡から始まった、この体験会。
不思議と、
今までの点と点がつながって、
自然に形になりました。
これは、
新しい挑戦というより、
ここまでやってきたことの確認です。
そして、
自由が丘サロンでの、最後の開催。
学んだカードを、
人のために使ってみたい。
その気持ちがあるなら、
もう十分、参加する理由があります。
必要な人に、
必要なタイミングで届きますように。
現在、募集ページを制作しています。
詳細はもう少しお待ちください。



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