イベント中止の理由を公開|失敗談から得た気づきと未来へ
はじめに:イベント中止は誰にでも起こること

「イベント中止の理由」と検索すると、実はたくさんの事例が出てきます。
集客が思うようにいかなかったり、準備が不足していたり、内容がターゲットに響かなかったり…。
どれも主催者にとっては胸が痛む話ですが、実際には誰にでも起こり得ることなんです。
私自身も、その経験をしてきました。
イベントを主催してみたものの、思ったように集まらなかったり、方向性を見直して中止を決断したり。
その時は「失敗談」と感じても、後から振り返ると大切な学びになっていることに気づきます。
今日はその中から、
- 第1回目のコラボイベント(彫刻アートとルノルマンカードのコラボ)の失敗談
- そして、11月26日に予定していたイベントを中止した理由
を正直にシェアしたいと思います。
これからイベントを企画する方や、同じように悩んでいる方のヒントになれば嬉しいです。
第1回イベントの失敗談:参加者は1人来てくれた!

私が最初に企画したのは、石鹸の彫刻アート作家・村木恭子さんとのコラボイベントでした。
ルノルマンカードと彫刻アートを組み合わせた新しい試みで、私自身とても楽しみにしていました。
ところが、お申込みはお一人。
元々、1人でも来てくれたらいいなーって思っていたんです。
でも、村木恭子さんはその申し込みページを作っている途中で、「良いイベントだなー」と思って
涙が出たそう。。。。。ここに温度差があった!
実際に来てくださった方とじっくりお話しし、作品づくりを一緒に楽しめた時間はとても濃く、心温まるものでした。
1人でも来てくださったことへの感謝
「誰も来なかったらどうしよう」と不安だった私にとって、そのお一人のお申込みはまさに奇跡のようでした。
時間を割いて足を運んでくださったこと、参加費を払って体験してくださったこと、その全てが本当にありがたかったのです。
アンケートでいただいた言葉
その方は、終了後にこんなアンケートを残してくださいました。
「ルノルマンカードがどのようなものかわからず参加し、その場で咄嗟に考え質問させていただきました。回答は納得せざるを得ない内容でした。」
「レイヤーカービングは細かな失敗はありましたが、先生にもお手伝いいただけたので素敵な仕上がりになり満足でした。」
「明るくパワーみなぎる先生方とのお話しも楽しく有意義な時間になりました。」
この言葉は、私にとって大きな励みであり、今でも読み返すたびに胸が温かくなります。
イベント自体は失敗ではなかった
「参加者が1人だけ」という数字だけ見れば失敗談に見えるかもしれません。
でも、その方にとって「来てよかった」と思える時間を提供できたことは、私にとって何よりの成果。
この体験があったからこそ、次に「もっと自分がワクワクできる企画を考えよう」と前を向くきっかけになったのです。
なぜお申込みが少なかったのか?

第1回のイベントは、参加者がお一人という結果でした。
「イベント失敗談」と言ってしまえばそれまでですが、どうしてそうなったのかを考えることが大切です。
主催者自身がワクワクしていなかった
実を言うと、私は石鹸アートを「とても綺麗だな」とは思っていました。
けれども、細かすぎて「自分もやってみたい!」とまでは感じられなかったのです。
やはり主催者自身が心から楽しみにできていないと、その空気は自然と伝わってしまうのだと思います。
企画の説明が不十分だった
さらに、サンプルを事前にきちんと作っていませんでした。
「この作品の4分の1くらいの規模でやります」といった曖昧な説明しかできなかったことも、参加をためらわせる理由のひとつになったはずです。
宣伝にも力を入れられなかった
そして、石鹸アートという分野自体がまだ珍しい上に、告知や宣伝に力を入れきれなかったことも影響しました。
「面白そう!」と思ってもらえるチャンスを広げられなかったのは、私自身の反省点です。
次に向けた工夫:「シュナならやりたい!」

こうして反省点を振り返りながら、「次はもっと自分自身がワクワクできるテーマにしよう」と考えました。
トモミンと盛り上がったシュナ企画
そこで協力してくれていたトモミンと話す中で出てきたのが「シュナウザーをテーマにしたらいいよね!」というアイデア。
私もトモミンもシュナウザーが大好き。
「これなら私も作ってみたい!」と心から思えた瞬間でした。
自分がやりたいことを大切にする
主催者が「やってみたい」と思えることは、自然と周りにもワクワクを伝えます。
だからこそ、次の企画は「シュナウザー石鹸アート×ルノルマンカード」で進めてみよう、と意気込んだのです。
ペライチまで準備していた
実際に企画を進め、村木恭子さんにはサンプル作りをお願いしました。
そして私は、すでにペライチで告知ページまで作り始めていました。
「今度こそ!」という気持ちで、準備は着々と進んでいたのです。
11月26日のイベントを中止した理由

次こそはと準備していた「シュナウザー石鹸アート×ルノルマンカード」のイベント。
ペライチも作り、村木恭子さんにサンプルもお願いして、トモミンと一緒に盛り上がっていました。
でも、最終的にこのイベントは中止を決断することになりました。
貴子先生のチェックで気づいたこと
準備を進める中で、コンサルの貴子先生にトップバナーなどをチェックして頂こうとお話しすると
その時にズバッとひとこと。
「これは危ういわね。」
まるで浮かれていた私の気持ちが、一気に現実に引き戻された瞬間でした。笑
ターゲットが狭すぎた
シュナウザーが好きで、なおかつ石鹸アートの彫刻に興味がある人…。
冷静に考えると、この条件に当てはまる人はかなり限られています。
「好き」と「やりたい」の両方を満たす人を探すのは、あまりにも難しかったのです。
自分がやりたい気持ちと現実のギャップ
確かに「シュナならやりたい」とは思いました。
でもそれは、私とトモミンの間で盛り上がっていただけのこと。
「実際にたくさんの人が参加して楽しめるか」という視点が抜け落ちていたのです。
中止は即決だった
指摘を受けた瞬間、私もトモミンも、佳代さんも、そして恭子さんまでもが同じ気持ちでした。
「確かにそうだよね」と全員が納得。
その場で、11月26日のイベントは中止を決めました。
まとめ:イベント中止も失敗談も次の一歩

イベントを企画する中で、「うまくいかなかった」「中止せざるを得なかった」という経験は、どうしても避けられないものです。
今回の私の体験も、最初は参加者がお一人だったり、せっかく準備を進めた企画を中止したりと、結果だけを見れば「失敗談」に見えるかもしれません。
でも、実際にはそこからたくさんの気づきがありました。
- 主催者自身がワクワクできるテーマでなければ人には伝わらない
- サンプルやイメージをきちんと準備して、わかりやすく伝えることが大切
- 企画を進めるときは、冷静に「ターゲット層の広さ」を考える必要がある
こうして整理してみると、中止や失敗も「終わり」ではなく、「次のステップへのヒント」になるのだと感じます。
感謝の気持ちを込めて
そして何より、第1回のイベントに勇気を出して参加してくださったお客様。
本当にありがとうございました。
あなたが来てくださったことが、私にとってどれだけ大きな励みになったかは言葉にできません。
いただいた感想は、今でも私の宝物です。
ちょっと冗談ぽく…

最後に少しだけ本音を。
やっぱり私もトモミンも「シュナは可愛い!作ってみたい!」という気持ちは残っています。
なので…もし「シュナ石鹸アートやりたい!」という方が5人集まったら、こっそり復活イベントを開催しちゃいますよ!(笑)。
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