ルノルマンカード占い「七夕スペシャル|石けん×占い体験」
今年の七夕、何を願いますか?
子どものころって、七夕になると短冊に願いごとを書いて、笹に結ぶのが楽しみでしたよね。
将来なりたいものとか、好きな人のこととか、書いたら本当に叶う気がしていた。あの頃の願いは、すごくまっすぐで、かわいかったなと思います。

でも、大人になってからはどうでしょう。
願いごとを書く機会なんて、ほとんどなくなってしまったし、そもそも何を願っていいのか分からないときもあります。
現実が忙しくて、気持ちの整理もできないまま、日々が過ぎていく。
そんな日常の中で「願う」という行為そのものが、ちょっと贅沢に感じたりします。
だからこそ、今年の七夕は、少し立ち止まって
あらためて「自分は今、どんなことを願っているんだろう」って
静かに見つめ直してみる時間を持てたらいいなと思ったんです。
今回ご紹介するのは、そんな気持ちをかたちにする、ちょっと不思議で、ちょっと癒される体験です。
誰かに見せるためではなく、自分のために過ごす七夕。
何をお願いするかよりも、自分の気持ちに気づくことを大事にしたい、そんな方に届いたらうれしいです。
占いと癒しの彫刻で過ごす魔法の時間
今回のイベントは、占いと石けん彫刻の組み合わせです。
そう聞くと「え、なんでそのふたつ?」と思うかもしれませんが、実はすごく相性がいいんです。
最初に、カードを1枚引いてもらいます。
そこに今の自分にぴったりなテーマが出るんですね。
たとえば「木」のカードだったら、じっくり育てていく時間とか、少し休んでもいいよっていうメッセージかもしれない。

そのテーマに沿った土台を選んで、香りを感じながら、ゆっくり彫っていく。
カービングって無心になれるというか、手を動かしているうちに、考えごとが少しずつほぐれてくるんです。

しかも今回使うのは、村木恭子さんの「レイヤーカービング」。
石けんが何層にもなっていて、彫っていくと内側から模様が現れる。
それがなんだか、自分の中にある本音や想いが浮かび上がってくる感じと重なるんですよね。
占いでテーマをもらって、彫刻で気持ちをかたちにする。
その時間が、とても静かで、でもちゃんと心が動いていく。
そんな、ちょっと魔法みたいな体験になると思います。
そしてイベントが終わったあとも、ちょっとした続きがあります。
リーディングで受け取ったメッセージを、心の中でそっと唱えてから、
数日後に、自分で彫った石けんで体を洗ってもらうんです。
すると、不思議なくらい気持ちが軽くなったり、流れが良くなったりする人が多いんですよ。

香りと手触り、そして自分だけの願いが込められた石けん。
そんな風に、自分を整える小さな習慣としても楽しんでもらえたらうれしいです。
ガーデン・棺・木から生まれたこの企画
最初にこの企画を思いついたとき、実はちょっとだけ迷いがありました。
なんとなく面白そう、きっと喜んでもらえそう、そんな気持ちはあったけれど
なにかが引っかかっていて、ピタッとハマる感じがなかったんです。

それで、ある日ふと思い立って、自分にカードを引いてみたんです。
出たのは「ガーデン」「棺」「木」。
イベント、終わり、成長。そんな並びでした。
ああ、これは一度止まって見直しなさいってことかもしれないと思いました。
そして、ちゃんと意味を持たせた形にしようと決めました。
そこから、土台になる石けんにカード番号を対応させたり、
最後にその願いを後押しする一枚を引いたり、
リーディングした言葉を唱えて、数日後に石けんで体を洗ってもらう流れにしたり。
そうして少しずつ、最初に思っていたよりずっと深くて
ちゃんと“今の私が届けたいこと”になっていきました。
カードって、時々すごくはっきり教えてくれるんですよね。
やるなら、気持ちよくまっすぐやりなさいって。
そんな風に背中を押してもらった気がします。
レイヤーに重ねる、願いとわたしの物語
今回のイベントでは、村木恭子さんが生み出した「レイヤーカービング」という特別な技法を体験していただきます。
レイヤーカービングは、ただの石けん彫刻ではありません。
色や香りの異なる石けんを何層にも重ねた土台を、ゆっくり削っていくことで、奥から模様が浮かび上がってくる。
表面を見ただけではわからない、その中にある“何か”が、彫っていくことで現れてくる。
この過程が、自分の気持ちや願いとどこか重なって見えるんです。

人生も、感情も、願いも、一枚でできているわけじゃありません。
思い出や経験、過去の悩みや小さな希望が、少しずつ重なって、今のわたしができている。
それを、石けんという素材でやさしく感じ取るような時間になります。
この技法を体験できる機会はあまり多くないのですが、
村木さんご本人に教えていただける贅沢な時間になると思います。
手を動かしながら、自分に向き合っているうちに、知らないうちに心が整っていた──
そんなふうに感じてもらえたら嬉しいです。
ルノルマンカードで導かれる、あなただけのテーマ
イベントのはじまりは、ルノルマンカードを1枚引くところからスタートします。
そのカードが、今回のあなたのテーマを教えてくれます。
どんな願いを大事にするといいのか。
今のあなたに必要なキーワードは何か。
そのカードの番号に合わせて、あらかじめ用意してある石けんの土台を受け取って、彫っていきます。
石けんを削る時間は、いわば“その願いと向き合う時間”。
誰かと話さなくてもいいし、答えを出さなくてもいい。
ただ静かに、手を動かしながら「私はこれを願っているんだな」と受け止めるだけでいいんです。
そして石けんを彫っているあいだ、順番に奥のスペースで個別のリーディングを行います。
まわりを気にせず、自分の気持ちを整理したり、カードの意味を深めたりできる時間です。
今の願いを叶えるために必要なメッセージをひとつ受け取ってもらいます。
その言葉を胸に残して、数日後に石けんを使って体を洗う。
そんな流れが、自然と心に染み込んで、いい方向へ背中を押してくれるんです。

イベントの詳細と発表について
このイベントは、2025年7月30日(水)13時から、自由が丘のアトリエで開催します。
定員は5名。とても小さな会なので、ひとりひとりが安心して、落ち着いた時間を過ごせるようにしています。
でも、まだお申し込みはスタートしていません。
詳しい募集については、七夕の日に発表する予定です。
今このブログを読んでくださっている方の中に、
もしかしたら「最近なんだか落ち着かないな」「今の自分と少しだけ向き合いたいな」と感じている方がいるかもしれません。
そんな方のための時間をつくりたくて、今回の企画を形にしました。
イベントの日は少し先ですが、気になった方はカレンダーに〇をつけておいてもらえたらうれしいです。
ひとときでも、自分のことを大切にする時間があると、不思議と前を向けるものです。
そのきっかけになるような日になりますように。
まとめ 願いを、そっとかたちにしてみませんか
このイベントは、作品を完成させることがゴールではありません。
カードから受け取ったメッセージを、自分の中にちゃんと感じて、
それを石けんに彫って、数日後にその想いごと体を包み込むように洗い流す。
そんな静かで、でも芯のある時間です。
「やりたいことはあるけれど、どうしたらいいか分からない」
「変わりたいと思っているのに、なかなか動けない」
そんな時って、気合いや根性よりも、
少し立ち止まって、気持ちを整えることの方がずっと大事だったりします。
誰かの期待に応えるためじゃなく、自分の心の声に耳を傾けること。
願いを言葉にして、行動に移す前の準備として、こういう時間が役立つと私は思っています。
この七夕、誰かの人生の中で、小さくても大きなきっかけになりますように。
そんな願いを込めて、当日を迎えたいと思います。
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