夏のフラワーアレンジ|自由が丘で楽しむトロピカルアレンジメントレッスン
7月のワンデイレッスンはトロピカルブリーズ

暑い暑い1日、それでも皆さん笑顔で集合
この日、自由が丘は朝からものすごい暑さ。
レッスン前から生徒さんたちが口々に、今日は今年一番暑いかもと。
それもそのはずで、外に立っているだけで汗がにじんでくるような日でした。
私も朝から凍らせたおしぼりと冷たいお水を用意して、生徒さんたちをお迎えしました。
(本当はうっかり凍っちゃった笑)
玄関を開けた瞬間から、皆さんほんとうに暑そうで
でも、アトリエに入って花を見ると、ぱっと顔が明るくなって
やっぱりみなさん、本当にお花が好きなんだと思いました。


(5人中、4人がブルーのお洋服って暑さを物語ます。笑)
今回は夏のフラワーアレンジとして「トロピカルブリーズ」というテーマを選びました
2月に作ったサンプルはちょっと暑苦しく感じていたので
お花の種類を涼しげなものに変えて、色味もさっぱりしたトーンに調整しました。
生徒さんの反応も良くて
わあ涼しげと声があがるのを聞いて、内心ちょっとガッツポーズ。
リゾートっぽさと上品さをどう両立させるか
これは毎年夏のフラワーアレンジのテーマでもあるので
こうしてリアルな反応をもらえるのはとてもありがたいです。
見た目も涼しく、夏の空気を運ぶ花材たち
黒い器に映える、軽やかな組み合わせ

今回使ったのは黒くて深さのある器。
テーブルに置くと、その存在感だけで空間がぐっと引き締まるような印象があります。
だけど持ってみると驚くほど軽い。
プラスチック製とは思えないほど上品な作りで、初めて触れる生徒さんは、これ陶器じゃないのとびっくりしていました。
そんな器に合わせたのは、透明感のある淡い花材たち。
中心にキャンドルを立てて、リゾートのディナーテーブルみたいな雰囲気にしました。
主役はアンスリウムとジンジャー、脇を支える優しい花たち

大きくて平面的なアンスリウムは、配置にひと工夫が必要な花。
器からはみ出さないよう角度をつけながら、左右と後方にしっかりと広がりをつくっていきます。
ジンジャーの花は、すっと伸びた形が美しくて、後ろに数本入れるだけでリズムが生まれます。
直線にならないよう少し傾けて、風が通るような印象にしました。
そして紫のトルコ桔梗
中心に集めて、柔らかくて涼しげな色合いでまとめてくれる名脇役。
淡い色のデンファレは空いたスペースに軽やかに添えて、全体をふんわり仕上げてくれます。
最後に丸葉ルスカスを短く切って、キャンドルの周りやオアシスの隙間にぎゅっと挿していくと
全体が締まって、清潔感のある印象に仕上がります。
トロピカルアレンジメントの作り方

ステップ1 キャンドルを立てる
まずは黒い器にオアシスをしっかりセット。
中心にキャンドルをまっすぐ挿します。
少し深めに入れるとぐらつかず、安定感が出て安心。
キャンドルが真ん中に立っていると、それだけで特別な雰囲気になります。
食卓に飾っても、ちょっといいレストランみたい。
ステップ2 アンスリウムでアウトラインを作る
次に使うのは大ぶりなアンスリウム。
左右と後ろに配置して、全体の形を決めていきます。
このときのポイントは器からはみ出さないこと。
短めに切って、角度をしっかり意識すると立体感が出ます。
ただ置いただけじゃ平面的になりがちなので。
茎を曲げるイメージで、柔らかく空間をとってあげるとバランスがよくなります。
ステップ3〜6 花材を重ねてリズムをつける
中心にはトルコ桔梗をふんわりと
キャンドルの周りを囲むように低めに挿して、ボリュームを出します。
その後ろにはジンジャーの花。
1〜2本だけでも背筋がすっと通った印象になって、全体が引き締まります。
空いたところにはデンファレをさっと入れて。
色を抑えた花たちが涼しげに広がってくれます。
仕上げに丸葉ルスカスを短くカットして、キャンドルの根元やオアシスをしっかりカバー。
グリーンを最小限にすることで、花の美しさが際立ちます。
にぎやかで優雅なひととき

近況報告から始まる、にぎやかなレッスン風景
毎月お会いしている生徒さんたちは、すっかり仲良しグループ。
今回も席につくなり、まずは近況報告からスタート。
すでに夏の旅行に出かけた方もいれば
これから沖縄に行くという方もいたり
お土産もいろいろいただいて、私まで旅気分。
おしゃべりのあとは、アレンジに集中する時間
ひとりひとりが黙々と花と向き合いながらも
たまに笑い声がこぼれる、ちょうどいい空気感が流れていました。
重たそうに見えて、意外と軽い仕上がりに
完成した作品を持ち上げて、みなさん
あれ?軽い!と声を揃えて笑っていました。
見た目はしっかりボリュームがあるのに
花材が少なめなので、実はそんなに重たくない。
ただこの日の気温を考えると、やっぱり持ち帰るのは一仕事。
それでも、帰りぎわに
今日は本当に楽しかった、暑いけど来てよかった。
と皆さんにに言っていただけて
私もほんとうに嬉しかったです
8月はお休み。でも希望があればどうぞいらしてください
本当は夏休み…だけどリクエストがあれば大歓迎です
8月は一応お休みにしています。
でも、もし7月に予定が合わなかった方や
この暑さにあえて挑みたいという方がいたら
どうぞ遠慮なくいらしてくださいね。
私は特に夏休みの予定は立てていません。
子どもたちももう大きくなって、今さら一緒に旅行に行こうなんて誰も言ってくれないし
どこかに出かける予定もなく、いつものようにアトリエにいます。
なので「やっぱり作りたい」と思ったら
LINEやメッセージで連絡をください。
そのときの仕入れの状況にもよりますが
可能な限り、個別で対応いたします。
(お盆中は市場もお休みになります)
夏のフラワーアレンジを涼しい室内で楽しみながら
リフレッシュするのも、いい過ごし方かもしれません.
まとめ|自由が丘で楽しむ夏のフラワーアレンジレッスン
暑さに負けず、花でリゾート気分

「トロピカルブリーズ」って名前をつけたとき
ちょっと言いすぎたかも?なんて思ってたんですが
完成した作品を見たら、ああ、ちゃんと風が吹いてるって思いました。
黒い器に、淡くて軽やかなお花たち
真ん中にはキャンドルがすっと立っていて
なんだか、リゾートホテルのディナーに来たような気分になるんですよね。
外はもうとんでもない暑さだったけれど
レッスンの間は涼しい空間で、みんなでおしゃべりしながらお花に向き合って
笑ったり、集中したり、ほんとにいい時間でした。
「知らなかったことを知れる」が何よりの喜び
今回も生徒さんたちが
「こういう花の使い方、知らなかった」
「この器、家で使えそう」
と、目をキラキラさせながら言ってくれて、
「毎回、本当に勉強になる」って言ってもらえるのは、私にとっても励みです
皆さん、数年前までは他のお教室に通っていた方たちなんです
それが今は「オルエローズのレッスンが一番楽しい」と言ってくださる。
もう、私はその言葉だけでこの夏を乗り越えられます。わら
9月のテーマも、きっとワクワクするはず

さて、次回のワンデイレッスンは9月です
まだテーマは内緒ですが、秋の始まりにふさわしい、ちょっと大人っぽくて優しい雰囲気のものを考えています
テーマ
「実りの秋」
「秋の恵みを感じる、
温かみのあるアレンジメント」
収穫の喜びをテーマにした、
温かみのあるデザインです。
深みのあるオレンジや
ブラウンの花材を使用し、
実ものや穂を取り入れた
アレンジメントに仕上げます。
秋ならではの豊かさと
自然の温もりを感じられる、
心和むレッスンです。
お花があると、暑い夏も少しだけやさしくなるような気がします。
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