花のある暮らしと生花アレンジ|ビーナスから学ぶフラワーデザイン|自由が丘 フラワーアレンジメント教室

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花のある暮らしと生花アレンジ|ビーナスから学ぶフラワーデザイン

アートと花が出会う場所

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今月のフラワーレッスンは、なんと「ビーナスの誕生」
あの有名なボッティチェリの絵画をテーマに、花のある暮らしをもっと深く味わう、そんな特別な
生花アレンジの時間となりました。

ボッティチェリは、15世紀イタリア・ルネサンスを代表する画家。中でも《ビーナスの誕生》は、誰もが一度は目にしたことのある名画です。
海の泡から生まれた愛と美の女神ビーナスが、貝の上に立って海から現れるという、神話のワンシーンを描いています。
その柔らかな色づかいと、風にそよぐような線の美しさは、まさにフラワーデザインのインスピレーションの宝庫ともいえる作品です。

もちろん、テーマを決めたからといって、堅苦しくなるわけではありません。むしろ今回は、フラワーデザインの自由度がぐんと高くて、器もお花も好きなものを選べるスタイルに。型にハマらないからこそ、作品に個性が出る。それが「暮らしの中のアート」だと感じました。

アート作品からインスピレーションを得て、花を通してそれを自分の手で表現する。
それって、花のある暮らしが単に部屋を飾るだけでなく、心を映し出す鏡のような存在であるということを、改めて教えてくれます。

器とオアシス、土台の力を忘れずに

月に一回の貴子先生のフラワーレッスン。

器から選んでいただきます。

今回選ばれた器は、直径40センチはありそうな大きくてどっしりとしたもの。
レッスンのとき、私はなるべく軽く仕上がるようにとオアシスを控えめにセットしておいたのですが……貴子先生は迷いなく言います。「ぎっしり敷き詰めて」と。



もう、デザインが頭の中で組み立てられているんでしょうね。

そう、フラワーデザインにおいては土台がすべて。
その土台がしっかりしているからこそ、どんなに大胆な生花アレンジでも安定して美しく立ち上がるんです。重さ?そんなの関係ない。
貴子先生はいつだって「作品の完成度」が最優先。重くても、遠くても、ご自分で最後までしっかり持って帰られる。そこにも、ガテンな貴子イズムがあるのです。


自由に花を選ぶ、生花アレンジの楽しみ

この回は、自由にお花を選ぶ回。
今まで、金額を決めてそれぞれのお花に値段をつけて15000円以内で集めてください。とかしていました。お買い物みたいで楽しいかと思って。

しかし、貴子先生には面倒臭いものでした。「コスパ」とかまで考えちゃうから。

だから、もう面倒なことはやめて好きなものを好きなだけ使っていただくことに!

用意したのは、白のキングプロテア、コチョウラン、トルコキキョウ、バラ、アガパンサス、レースフラワー、ユーパトリウム、ヒメヒゴダイ、そしてキイチゴの葉。
どれも、花のある暮らしを華やかに彩るには十分すぎるほどの魅力を持った子たちばかりです。

最初にキングプロテアを手に取った貴子先生。
思ったとおりです!これ、絶対に気に入ってくれると思っていました。あまた、この白さがなんと美しいことでしょう。



「これはもう、ビーナスが立っている貝そのもの」と、バシッと短く切って真ん中にずしっと差し込み、フラワーデザインの起点を決めました。
これだけ大きくて重いキングプロテアだと、迷いは禁物。

一旦決めた場所にズバッと一気に刺す!
あとで動かしたら穴が大きくなってグラグラです。

その点、貴子先生の思い切りの良さで一発で決まりました。笑

こうして一つの花から全体のイメージが決まり、それに合わせて他の花を立ち上げていく。この流れこそが、自由な生花アレンジの醍醐味だと思います。

器の形、重さ、深さ、そしてお花の立ち上がり。
全部を自分の感覚で決めていく作業は、日々の「整える」という行動にも通じている気がします。
花のある暮らしを楽しむって、結局は自分の感性と暮らしを調和させるということなのかもしれません。

まあ、そんな難しいことは、考えなくていいんですけどね。とにかく経験者でも楽しんでいただけるようなお花を日々目指しております。


コチョウランと感性のやりとり

今回は、ちょっとしたハプニングもありました。
お客様から注文を受けて仕入れたコチョウランの鉢。3本立ちだったのですが、なんと1本がたった2日でしおれてしまったんです。こんなこと、今までなかったので驚きました。

本当に驚いて、でもちょうど届ける日の朝に萎れていたので逆に良かったかも。お届けしてから、すぐに枯れたのではどんなに残念な思いになることか考えるとゾッとします。

この時は、慌てて新しい胡蝶蘭を手配して無事に乗り切りました。

けれど残った2本は、どうしても作品に活かしてもらいたくて、使っていただけるようお願いしました。

「切るの、かわいそうだね」
そうつぶやく貴子先生に、「私が切ります!」とパシッと一刀。


そのコチョウランが入った瞬間、全体がふわっとまとまり、もうね、「徹子の部屋」ですこうして柔らかく、でも芯のある生花アレンジが仕上がっていくのを目の前で見るのは、本当に贅沢な時間です。

とにかくデザインに没頭する貴子先生のフラワーデザイン
好きな花を好きなようにデザイン!私は、どおうしても万人受けを考えてしまいます。

こういうところが、常にコンサルでも「普通じゃない」事を呼び覚ます飛常識な貴子メソッドなんですね。



作品と共に帰る日常の中の非日常

完成した作品は、とにかく大きくて立派。
貴子先生と並んで撮った写真で、大きさがわかります。
生徒さんが作るサイズでは、なかなかここまでのボリュームにはなりません。

エレガントな、ビーナスにぴったりです。美しい〜

この日、貴子先生はいつもの大き目なバッグに加え、今度、貴子先生が発売するノートのサンプルをお持ちくださいました。(これについてはまたご紹介します)そのノートが入っているバッグ、そしてこの巨大なアレンジメント。
バッグ2つに生花…

お花をお渡しして、手を振る私に
「振る手がないから、顔で手を振るわね」とおっしゃって、二人で大笑いしながらのお別れ。

フラワーデザインって、作っている時間だけじゃなくて、こうやって持ち帰る道のりまでもが作品の一部なんだと感じます。
街中でふわりとお花を抱えて歩く姿って、それだけで非日常ですよね。
ご近所の生徒さんだと、袋にも入れずに抱えて帰ると道ゆく人に「素敵ねー」「綺麗!」と声をかけられるそうです。声を変えてくださる人も素敵な方なんでhそうね!

逆に言えば作品を持って帰る時間まで楽しめる。
いいですね!
そして、こういう時間の積み重ねが、花のある暮らしを豊かにしてくれるんだと思います。

私も、時々お花を電車で運ぶことがありますが重いしかさばるし、気を使うしととても大変です。そんな時に、毎回生徒さんたちはこんな思いをして遠くからいらしていただけるんだと思って、改めて感謝いたします。


貴子先生の花レッスンで私の方が学ぶ

毎回のレッスンでは私が一番、楽しませてもらっていると思います。
思いもつかないような発想!

そして、美しいお花の組み合わせでの正に「お花見!」

何よりも、貴子先生の在り方そのものが、花のある暮らしを体現しているように思います。
大きな作品を迷わず作り、重さも気にせず、運ぶことすら楽しんでしまう。
そんな姿を見ていると、「自由な発想って買えるものでもなく、教わるのも難しい」天性の性質をアウトプットする楽しさを知っている人にこそ、この極上フラワーレッスンは「極上」を引き出すんだなと思いました。

フラワーデザインとは、ただ技術を学ぶことではなく、自分らしい美しさと向き合うこと。
それはまるで、暮らしの中で自分の在り方を整えるような感覚です。

今回も、素晴らしい時間をありがとうございました。

いつも、笑いに包まれますが今回はより一層爆笑が多かったです。

こんな笑いに包まれるサロンの中で
花のある暮らしがこれからも一歩ずつ、広がるのが楽しみです。

しかし、今回のブログ大きいとか重いの言葉が随分多かった気がします。💦
私、どれだけ重いのが嫌なんだ?!笑

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レッスン開催日は1日6名限定となります。
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世田谷区奥沢3-32-8-2F
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