今道しげみ先生のリビングフォト初回振替
最初は「わからない」からのスタート
「シャッタースピード?」「ISO?」「絞り?」
……うーん、何をどう触ればいいのか、正直さっぱりわかりませんでした。
私はこれまでスマホでの撮影には慣れていましたし、生徒さんのお花や自分のアレンジメントもそれなりに撮ってきました。
でも、やっぱり本格的な一眼レフの世界に足を踏み入れると、「知らない言葉」「見慣れない設定」がたくさん出てきます。
実は、今道しげみ先生のリビングフォトを初めて受けたのは、私のコンサルの先生が開いてくださった、貸切レッスンでした。自分では、とても申し込めない所だと思っていたのですごく嬉しかったです。
そのときも「スマホでこんなに綺麗に撮れるの⁉︎」と、驚いたのを今でも覚えています。

そこから「デビュタント(初心者向け)」へ進み、「エッセンス(6回コース)」へ。
名前からしてもう素敵で、毎回楽しみにしていたのですが……
正直、設定は毎回チンプンカンプン。
言われた通りにやってみるけど、どこか自分の中でつながらない感覚がありました。
結局はしげみ先生に直接、カメラを触っていただくことがほとんど。
でも、それでも不思議と嫌じゃなかったんです。
なぜなら、毎回のレッスンが「美しくて、心が動く時間」だったから。
とはいえ、そんな中でも少しだけ心残りがありました。
実は「エッセンス」の第一回目を受けそびれていたのです。
参加が急遽決まったので、日程が合わずにそのまま第二回目からの参加に。
「まあ、なんとかなるかな」と思っていたのですが……
その「なんとかならなかった」部分が、ずっとずっと、引っかかっていたのです。
ついに受けられた「エッセンス」第1回の振替レッスン
ようやく、ずっと気になっていた「エッセンス」の第一回。
今回のレッスンで、ついにその振替を受けることができました。
実際に受けてみて、あの時受けられていなかったことが、逆に今の私にとって、ちょうど良いタイミングだったのかもしれないと思いました。
というのも——
今まで、何となく“分かったつもり”でいたカメラの基本設定。
「このボタンを押して」「この数値にして」と、言われるままに動かしていたけれど、その意味やつながりが自分の中にちゃんと落とし込まれていなかったんです。

でも今回、改めて“いちばん最初”からレッスンを受けてみたことで、
「なるほど、だからこの設定を変えるとこうなるのか」
「この数字を調整すれば、思ったような明るさになるんだ」
というように、今までバラバラだったパーツが、やっとつながってきました。
最初のレッスンって、ただ「初心者向け」なだけじゃないんですね。
土台になるからこそ、どんな経験者にとっても見直しになる。
自分のクセや思い込みを手放す、ちょうどいい機会だったと思います。
周囲の方に「難しい〜」と話すたびに
「カメラは繰り返して覚えるものだよ」
「一度では無理だから、焦らず楽しめばいい」
と励ましてもらっていましたが、まさにその通り。
人生も、カメラも、一度で“完璧”なんて無理なんですよね。
繰り返す中で、ふと「あ、わかったかも」と思える瞬間があって、そこからどんどん楽しくなる。
美しすぎる世界観——しげみ先生の“トースト&マーマレード”
今道しげみ先生のレッスンの魅力といえば、もちろん写真の技術もですが、
なんといっても——スタイリングの美しさ。
今回のテーマは、
〜イギリス編〜「トースト&マーマレード」

と聞いた瞬間、私の頭に浮かんだのは「ブレッド&バター」。
カリフォルニアの白ワインで、私の大のお気に入り。笑
でも実際のテーマは、まさに英国の朝食シーン。
トーストに、たっぷりのマーマレード。そして紅茶。
レッスンの会場に入った瞬間、もう——ときめきが止まりませんでした。
見たこともないような可愛い小物が、テーブルいっぱいに並んでいて、
一瞬で“イギリスの朝”にタイムスリップ。

例えば、ギザギザ……じゃなくて、カクカクカクっとした、変わった形のスプーン。
実はこれ、「ジャム専用のスプーン」なんですって。
ジャムがすくいやすいように形が工夫されていて、フォルムも美しい。
そして圧巻だったのが、しげみ先生がお友達からお借りしたという伝説の料理本。
それはなんと、世界初ともいわれるレシピ本——
『ミセス・ビートンの家政読本』。

本の中には、マーマレードの作り方が書かれているのですが、驚いたのがその書き方。
「1. 材料を準備する」「2. 鍋に入れて煮る」…というような、手順の箇条書きではないんです。
すべてが、まるで物語のように、つながった文章で綴られていました。(多分。笑。英語だから。。。)

「ミセス・ビートン」とは、ビクトリア時代に暮らしの知恵を広めた、
まさにカリスマ主婦。
彼女の一冊には、家庭料理のほか、生活の心得までも詰まっていて——
こういうところにも、“写真の背景にある物語”を大切にするレッスンの深さを感じました。
ほかにも、まるでおままごとのような小さな器のセットや、パンスタンドなど、
「これ、日本では見かけないよね?」というものばかり。
実際、参加者の中にイギリスに留学されていた方がいらして、こんなお話を聞かせてくれました。
「ホームステイ先の朝食、パン一枚にマーマレードだけだったんですよ!」 「本当にそれだけ?って思うくらいで、笑)」
でも、その質素さがイギリスらしさ。
だからこそアフタヌーンティーの文化があるのかもしれませんね、と笑い合いました。

ちなみに紅茶は、ストレートではなくミルクティーだったみたい。
しげみ先生が、ミルクティーを注いでいましたから。
そんな文化の違いまで楽しみながら、今回もまた、写真の世界を超えた「暮らし」や「歴史」に触れることができました。
写真の技術だけじゃない、“スタイル”を学ぶ
今回の撮影スタイルは、「ダークシック」。(しげみ先生命名)
この言葉も、実はしげみ先生が作られた造語なんです。
“ダーク”で“シック”——名前の通り、シックで引き締まった、大人の雰囲気。
明暗のコントラストを活かし、しっとりとした陰影を楽しむスタイルで、まるで雑誌のような高級感が漂います。

私は今まで、もうひとつのスタイル「クレール」で撮ることが多かったんです。
クレールはふんわり明るく、白っぽくて夢のような雰囲気。(しげみ先生命名)
でも今回は、この“ダークシック”に挑戦。
今まで5回エッセンスを受けて、「もう設定はバッチリ」と思っていた私。
でも今回、先生にチェックしていただくと、まだ細かな修正点があって。
それを整えてから撮った写真は、自分でも完成度が上がった気がします。
実は、リビングフォトの指定レンズは50mmなのですが、前回、私の生徒さんの動画撮影をしたそのままカメラを持って一しまったので35mmだったのは内緒🤐
人それぞれの「カメラとの出会い」
この日の参加者は、私を含めて4名。
それぞれ違うメーカー・違う機種のカメラを持っていて、設定も全員異なります。
でも共通していたのは——「真剣さ」。
みんな夢中でシャッターを切って、構図を探して、何枚も何枚も撮り続ける。
カメラに向かうその姿勢が、とても美しかったです。
そして印象的だったのが、今回初めてカメラを購入して、このレッスンに参加された方。
先生にカメラとレンズを選んでいただき、当日、初めてレンズを装着。
本当に“はじめの一歩”からのスタートでした。

普通は、撮れなくて悩んで、迷って、レッスンを探して来られる方が多い中で、
この方のように最初からしげみ先生の世界に触れられるなんて、本当に素敵なこと。
初めてで、あんなに綺麗な写真が撮れるってこれからどうなっていくのでしょう!
しかも、お仕事に使うのではなく「綺麗な写真を撮って見たいなー」からの始まりです。
そして、その場でインスタを交換させていただきました。
これから彼女の写真がどんなふうに変わっていくのか、楽しみで仕方ありません。
次なる挑戦「プログレ」へ
今回で「エッセンス」全6回を修了し、次はいよいよ中級編「プログレ」へ。
プログレは、より実践的で応用力がつく内容。
内容は全部で5回ですが、好きなテーマを選んで受講できるんです。
- 旅の撮り方
- フォトショップ
- ポートレートの撮り方・撮られ方
- ライティングを使ったフードフォト
- 自然光で撮るフードフォト
私は、旅の回とフォトショップは今回は見送り。
カメラを旅に持ち歩く予定は今のところないし、フォトショップは聞いただけで「うっ」となるタイプ(笑)。
だから、「ポートレート」からスタートします。
これまでも生徒さんのポートレートを撮ってきましたが、もっと美しく、もっと自然に、その人らしさが写るように撮れるようになりたいと思っています。
こんなに素敵な先生、でも安心して大丈夫
今道しげみ先生の作品をインスタなどで拝見すると、
「こんなすごい人に教わるなんて…私なんて無理」と思うかもしれません。
でも、実際の先生はとても気さくで、あたたかくて、わかりやすくて。
一人ひとりの“わからない”にしっかり寄り添ってくださる、素敵な先生です。
しかも、面白い!

カメラが初めての方も、まったく心配いりません。
私のように「何もわからなかった」状態からでも、ここまで来られたのですから。
ちなみにレッスンはとても人気で、現在も「受付終了」が並んでいる状態です。
タイミングが合わないと、いつも終了、満席だと思ってしまいますが、
メルマガに登録しておくと優先案内が届くそうです。
🌿レッスン詳細はこちら
▶︎ https://www.reservestock.jp/events/1014639
📩メルマガ登録はこちら
▶︎ https://www.reservestock.jp/subscribe/45923
場所は、京王線・久我山駅から徒歩5分ほどのところ。
小さな可愛いお店が並ぶ、穏やかで楽しい街並みもまた魅力です。
私のこれから、そしてあなたへ
振り返ってみると、最初は「カメラなんて無理!」と思っていた私が、
今は「もっと撮ってみたい」と思えるようになっている。
それって、すごく嬉しいことです。
お花も人も、風景も、自分の手で美しく切り取れるって、
まるで魔法のよう。(色々な魔法使いがいるものです。笑)
これからは、生徒さんのポートレートや、自分の作品写真も、もっと深く撮っていける気がしています。

「カメラを買ったけど、使いこなせていない」
「綺麗な写真を撮ってみたい」
「世界観のある写真を学びたい」——
そんな方には、心からおすすめしたいレッスンです。
そして何より、自分の“好き”が、もっと好きになる。
写真って、そんな素敵な世界です。
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