フラワーレッスン|万能の天才と花の調和

1.レオナルド・ダ・ヴィンチの世界からインスピレーションを得る特別なレッスン
「万能の天才」——これが、今回のフラワーレッスンのインスピレーションでした。
動画はこちら←
レオナルド・ダ・ヴィンチといえば、モナ・リザや最後の晩餐などの名画が有名ですが、彼の才能は芸術だけにとどまりませんでした。解剖学、数学、建築、軍事技術、音楽、哲学… あらゆる分野に精通し、独自の視点で世界を解き明かした人物です。まさに、「万能の天才」。そんな彼の生き方や考え方に触れながら、花という形でその世界観を表現する。それが、今回の特別なレッスンのテーマでした。
万能の天才の視点で花を生ける
貴子先生が今回のテーマに「万能の天才」を選んだと聞いたとき、私は「一体どんな作品が生まれるのだろう?」とワクワクしました。花のアレンジメントと万能の天才、なかなか結びつかないテーマ。でも、貴子先生のレッスンでは、いつもテーマがただの「色」や「スタイル」ではなく、もっと深いものなのです。
歴史や文化、哲学、時には科学的な視点を取り入れながら、花を通してその世界観を表現する。まるでダ・ヴィンチのように、多角的な視点を持って作品を創るのが、このレッスンの醍醐味でした。

ダ・ヴィンチの思考を花で表現する
レッスンの始まりは、ダ・ヴィンチの生涯についての話から。
「ダ・ヴィンチ」という名前の由来は、ヴィンチ村出身のレオナルドという意味
彼は正式な教育を受けることができませんでしたが、独学であらゆる学問を修めました。人の筋肉や骨格を詳細に研究し、それがモナ・リザの微妙な笑みや、聖ヨハネの絶妙なポーズに生かされていること。黄金比や遠近法を駆使し、完璧なバランスを生み出したこと。知れば知るほど、彼の世界がいかに深いかがわかります。
そして、花のアレンジメントにおいても、ダ・ヴィンチの考え方を取り入れることができるのでは?という発想に至りました。計算された美しさと、自然の持つランダムな美しさ。その両方を融合させることで、万能の天才が生み出すような作品ができるのではないか?
万能の天才のエッセンスを込めたフラワーアレンジメント
今回のレッスンでは、花を単なる装飾として扱うのではなく、それぞれの特性を深く観察し、その構造や成長の動きを考えながらアレンジしていきました。
ダ・ヴィンチの精神は、既存の枠にとらわれず、常に新しい発見を求める姿勢にあります。今回のアレンジメントでも、「万能の天才」のように柔軟な発想を持ち、自由な発見を楽しみながら創造する。まさに、ダ・ヴィンチの哲学を花で表現する試みだったのです。
こうして、フラワーレッスンが始まりました。ダ・ヴィンチの思考と花のアレンジメントが交わる、特別な時間の始まりです。
2. 貴子先生の選んだ器と、新たな挑戦
今回のフラワーレッスンで使う器は、コベントガーデンのアイアンスタンド。

コベントガーデンのアイアンスタンドは、そのまま置いておくだけでも美しく、どこかクラシカルな雰囲気が漂うデザイン。でも、正直なところ、私は「この器はアレンジを加えるのが難しそう…」と思っていました。
アイアンスタンドの形状はすでに完成されていて、装飾的な美しさもあるため、あまり手を加えなくても成立してしまう。だからこそ、「どこまでアレンジを加えられるのか?」と少し不安に感じていました。
しかし、そこは貴子先生。今回のテーマである「万能の天才」にふさわしく、型にハマらない発想で花を活けていきます。
初めはシンプルに、でも次第に動きを加えていく
レッスンが始まり、最初の段階では、私はこの器に合わせてコンパクトで可愛らしいデザインを意識していました。スタンドのフォルムに寄り添うように、きゅっとまとまったバランスのアレンジを作り始めます。
ところが、レッスンが進むにつれて、作品がどんどん変化していくのです。

ふと気がつくと、貴子先生のアレンジは次第に「動き」を帯びていきます。
特に印象的だったのは、クリスマスローズの使い方。
最初は控えめに配置されていたクリスマスローズが、まるで生命を持ったかのようにニョキっと伸び、自由な方向へと広がっていくのです。それに合わせるように、作品全体にダイナミックな流れが生まれ、静的だったデザインが一気に活気を帯びてきました。
まるで、ダ・ヴィンチが人体の動きを研究し、動きのある美しさを追求したように、今回のフラワーアレンジメントにも生命の息吹が宿っていくかのようでした。
完成した作品の美しさ
最終的に仕上がった作品は、当初の予想をはるかに超えるダイナミックで洗練されたデザイン。
「アイアンスタンドだから、あまりアレンジを加えられない」という先入観は、完全に覆されました。むしろ、器の特徴を生かしながら、そこに新たな動きを加えることで、より奥行きのある作品が完成したのです。
どの角度から見ても美しく、見るたびに新たな発見があるような仕上がり。これこそ、まさに「万能の天才」の発想を取り入れたフラワーアレンジメント。
フラワーアレンジメントの世界でも、固定概念にとらわれず、新しい視点を取り入れることの大切さを改めて実感したレッスンでした。

3. 作品完成と、不思議なシンクロニシティ
花を生ける時間は、夢中になればなるほど、あっという間に過ぎていきます。
今回も気づけば作品が完成し、想像以上に素敵な仕上がりになっていました。
アイアンスタンドという個性の強い器に、動きのある花々が加わり、静と動のバランスが絶妙なアレンジメントに。
「アイアンスタンドだからアレンジしづらいかも?」
そんな不安は完全に吹き飛びました。むしろ、その特性を活かしながら、自由な発想を加えることで、洗練された作品が生まれたのです。
それにしても、毎回驚かされるのが、貴子先生の洋服と花のシンクロ。
不思議なリンク、花とファッション
レッスンのたびに、「あれ?なんだか今日の花と先生の服がぴったり…」と思うことがよくあります。
今回も例に漏れず、貴子先生が選んだお洋服と、私が用意した花材が絶妙にマッチしていました。色合いも、雰囲気も、まるで打ち合わせしたかのように完璧。

でも、もちろん事前に合わせたわけではありません。
この不思議な一致、まるで目に見えない何かに導かれているような感覚。
花のエネルギーと、人の持つ直感が、どこかで響き合っているのかもしれません。
おかげで、写真を撮るとすごく映える!
お花とファッションが調和していると、作品の魅力がさらに際立ちます。

時間に余裕ができた贅沢なひととき
作品が思ったよりも早く完成したことで、なんと1時間も時間が残るという嬉しい誤算。
実はこの日、レッスン後に貴子先生と品川でお食事の予定が入っていました。
でも、ただ待つのではなく、せっかくの時間を有効活用しようということで、貴子先生はノートパソコンを開いて仕事を始めます。私もサクッと仕事を片付けることに。

お花に向き合う集中の時間の後に、こうしてパソコンを開いて仕事をする時間があるのも、なんだか新鮮。レッスンと仕事、クリエイティブな時間と実務的な時間、そのメリハリが気持ちよく、なんだかとても充実した気分になりました。
「こんな風に仕事ができるって、なんだか得した気分!」
まとめ:万能の天才の視点で花を生けるということ
今回のレッスンは、「万能の天才」レオナルド・ダ・ヴィンチからインスピレーションを得て、花を生けるという特別な時間でした。
彼のように、既存の枠にとらわれず、自由な発想を持つこと。
そして、計算された美しさと、自然が生み出す偶然の美しさを融合させること。
そんな視点を持つことで、花のアレンジメントもただの装飾ではなく、より深い意味を持つ作品へと昇華されるのだと感じました。
「難しい」と思うものほど、可能性が広がる
最初に見たとき、「アレンジが難しそう」と思っていたコベントガーデンのアイアンスタンド。

でも、実際に花を生けてみると、固定概念を取り払ったことで、想像以上に素敵な作品が生まれました。
花の動きを生かし、型にはまらない自由な表現を取り入れることで、アレンジメントに新しい可能性が広がったのです。
ダ・ヴィンチがあらゆる分野に挑戦し、独自の視点で世界を見ていたように、私たちももっと自由に、もっと大胆に花と向き合ってみてもいいのかもしれません。
不思議なシンクロと、心地よい余韻
そして、毎回驚かされるのが、貴子先生のファッションと花のシンクロ。
この不思議な一致が、作品をより美しく際立たせ、写真に収めたときの映え方も抜群でした。
さらに、時間に余裕ができたことで、仕事もサクッと片付けられるという贅沢なひととき。
美しい花に囲まれた後に、心を切り替えて仕事をする時間があるのも、なんだか特別な感覚でした。
こうして、創造性と実務の両方を楽しんだ1日。
次回のブログでは、品川マリオットホテルでの贅沢な時間と、さらに広がる素敵な出会いについて書いていきます。
フリーフローのシャンパンと、美食のひととき—続きもどうぞお楽しみに!
コメント