No.26 本 (Book)のカード 意味
ルノルマンカードの「本」とは
閉じられた一冊の本。中身は見えないし、何が書いてあるかもわからない。
でも「何かが書いてある」ことは、なんとなくわかりますよね。
それが「本」のカードが教えてくれる世界です。

見えていないもの。まだ知られていないこと。
もしくは、あえて見せていないこと。
つまり「秘密」や「隠された情報」、あるいは「これから学ぶべきこと」を意味します。
知識、記録、情報、学び、勉強、研究…
一見難しそうに見えるけれど、このカードは「あなたにまだ可能性があるよ」とも伝えてくれています。
それは自分の人生の中の、まだ読んでいないページかもしれないし、
誰かとの関係性の中で、相手がまだ言葉にしていない本音かもしれません。
どちらにせよ、「見ようとしていなかったもの」と向き合うタイミング。
そんなときにこのカードがそっと現れます。
「本」のカードが象徴するキーワード
本のカードが持っているキーワードを挙げると、ほんとにたくさんあるんです。
でもその中心にあるのは、やっぱり「秘密」と「学び」。

● 秘密
誰かが何かを隠している。
自分自身がまだ明かしていない気持ちがある。
それは恋愛にも人間関係にも、仕事にも当てはまります。
● 知識と情報
図書館のように、情報がぎっしり詰まっている状態。
まだ外には出していないけれど、蓄えられた知識や経験。
勉強している、研究している、何かをコツコツ積み上げているときにも出やすいです。
● 専門性・教育・教養
先生、研究者、著者、編集者、学生…
知的な世界に生きる人を象徴することもあります。
また「この人、何か隠してるな」「まだ全部を見せてないな」と感じるときにも出てきます。
● 発見
「まだ気づいていないことがあるよ」
「今は見えてないけど、後で明らかになるよ」
そんなふうに、未来へのヒントを含んでいるカードでもあります。
実生活でどう読む?「本」の意味
「本」のカードが出たとき、私はまず「今、何が見えていないのか?」という視点で読みます。
隠れている。気づいていない。あえて出していない。
このカードが伝えてくるのは、そういう「見えない領域」。
では、具体的なシーンごとに見てみましょう。
恋愛の場合
恋愛で「本」が出るとき、相手の気持ちがまだハッキリ見えていないときによく出ます。
「気持ちを隠している」「本音が見えない」「恋心をまだ言葉にしていない」そんな雰囲気。
片思い中だったり、関係が始まったばかりのときにも出やすいです。
また、関係がちょっと曖昧だったり、何か秘密を抱えているようなケースでもこのカードが出ます。

仕事や学びの場合
仕事や勉強の場面では、「学び直し」「資格取得」「研修」など、知識を得ようとするプロセスで出てくることが多いです。
例えば、新しい分野の勉強を始めたばかりのとき、研究や資料に没頭しているとき。
または「まだ情報が足りていない」「何か重要なことを見落としている」という警告にもなります。
健康面
健康に関して「本」が出るときは、「隠れている症状」「今はまだ見えていない部分に注意」と読みます。
病院で検査を受ける前、または原因がはっきりしない不調のときに出てくることも。
脳や神経、精神面といった“内側”に関することがテーマになることが多いです。
人間関係全般
誰かのことがよくわからないとき。
ちょっと壁を感じるとき。
そんな場面で「本」はよく出ます。
「その人は本当はどう思っているんだろう?」「まだ心を開いてくれていないかも」
そんな不安を抱えているときに、そっとカードがそれを映してくれることがあります。
組み合わせで広がる「本」の意味
ルノルマンカードの魅力のひとつは、カード同士の組み合わせです。
本のカードも、どのカードと組み合わせるかで、まったく違う顔を見せてくれます。
ここでは、10パターンご紹介します。
本+鍵
→ 隠されていたことが明らかになる。重要な発見。
「やっと答えがわかった」という安心感がある組み合わせ。
本+花束
→ 嬉しい知らせ。学んだことが結果として表れる。
合格通知や、研究の成果が出たときなど。

本+蛇
→ 誤情報、嘘、もしくはずる賢く隠している知恵。
秘密が裏目に出ることもあるので要注意。
本+鎌
→ 急に明らかになる秘密。隠していたものが暴かれる。
または、学びの過程が急に中断される可能性も。
本+子供
→ 新しい学びのスタート。初心者としての学び直し。
子供に関する秘密がある場合にもこの組み合わせが出ることがあります。
本+狐
→ 教師、専門職、もしくは“賢く立ち回るための知識”。
うまく使えば味方になるけれど、裏があるときも。
本+熊
→ 財務の知識、数字の管理、会計帳簿など。
または「強い人物が秘密を握っている」とも読めます。
本+塔
→ 教育機関、大学、研究所など。
または法律関係、公的な書類がテーマのときに。
本+月
→ 心の内側を見つめる学び。心理学、感情の理解。
創作活動や、夢の中のメッセージを探るときにも出てきます。
本+道
→ 進路の決断に関わる。複数の学びの選択肢。
または「どの情報が本当に必要なのかを選ぶ」とも読めます。
このように、本のカードは組み合わせることで一気に立体的になってきます。
意味を広げたいとき、迷ったときは、となりのカードに聞いてみてください。
そこにヒントがあります。
「本」のカードが教えてくれること
このカードからいつも思うのは、「焦らなくていいよ」っていうこと。
人はすぐに答えを知りたがるけれど、
本って、ゆっくりページをめくっていくからこそ面白い。
すぐに全部は分からなくていいし、今はまだ準備中でもまったく問題ない。

「知らないことがあるって、実は希望なんだよ」
って、本のカードが教えてくれている気がします。
そこにはまだ出会っていないチャンスがあり、
見ぬままにしてきた自分の本音があり、
そして未来へつながる新しいストーリーが眠っている。
「知らない」って、ちょっと怖いけど、
そこに向かう覚悟ができたとき、このカードは優しく背中を押してくれます。
まとめ|あなたの中にも、まだ開かれていない「本」がある
ルノルマンカードの「本」は、秘密や学び、まだ見えていない可能性を意味するカードです。
でもそれは、「不安」じゃなくて「希望」なんだと思います。
今、少し立ち止まっている人。
自分の気持ちがわからない人。
誰かの本音に近づきたいけれど、どうしていいかわからない人。
そのすべての人に、このカードはこう言ってくれます。
「大丈夫。ゆっくりでいいから、開いていこう」
私たちの中には、まだ読んでいない章がたくさんあります。
でもそのページは、いつだって、自分の手で開くことができる。
ルノルマンカードは、その最初のヒントをくれる存在です。
今日のこの「本」のカードが、あなたにとっての新しい1ページになりますように。
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