ルノルマンカードとは?魅力と歴史を紐解く
ルノルマンカードって男性なの?

「ルノルマンカードって、マンがつくから男性だと思ってました!」
これ、よく言われるんです。
確かに、“マン”って響きが、ちょっとヒーロー的というか、男性っぽいですよね。
でも実は、ルノルマンはフランスの“マドモアゼル・ルノルマン”、そう、れっきとした女性なんです。
最初に聞いた時、ちょっとびっくりしませんか?
「えっ、女性だったの?」って。
それに加えて、私の滑舌の問題なのか……
「ノルマンカードですか?」と聞かれることもあります。
惜しいっ!あと一歩!という感じ。笑
“ノルマン”といえば、フランス北部のノルマンディー地方を思い浮かべる方も多いと思いますが、カードの名前はそことはちょっと違って、“ルノルマン”という人物名が由来です。
つまり、地名じゃなくて、人の名前。でも、彼女はノルマンディー地方の出身です。
余談ですが──
かの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチも、“ダ・ヴィンチ”って苗字ではないんですよ。
「ヴィンチ村出身のレオナルド」って意味なんです。
たとえば私が「自由が丘の朋子」と言われるのと似てるかもしれません。
だからもし、誰かが「自由が丘!」って私を呼んだら、ちょっと変ですよね。
それより「朋子!」と呼んでくださいな。笑
占い師ルノルマンの実在した人生
さて、「ルノルマンさんって本当にいたの?」というお声もよく聞きます。
もちろん、実在した人物です。フランス革命の激動の時代を、まるで風のように駆け抜けた女性、それがマドモアゼル・ルノルマン。
彼女は子どものころから、ちょっと不思議な力を持っていたそうなんです。
何かを“読む”感覚というか、周りの人にはわからないことを、自然とわかってしまうような……そんな才能。
そのせいか、修道院に入れられても“あの子、なんだか変…”と気味悪がられていたんだとか。
けれどルノルマンは、そこで引っ込むタイプではありません。
なんと彼女、いろんな“占い”を試していくんです。
中でもユニークなのが、卵やコーヒーを使った占い。
そう、あの朝ごはんの卵を割って、殻の形から何かを読み取るとか。
コーヒーを飲んだ後のカップの底に残る“模様”を見て未来を読むとか。
うん、今でもトルコとかである“コーヒー占い”の先駆けかもしれませんね。
ルノルマンはカードだけでなく、いろいろな占いを通じて、たくさんの人たちを見てきました。
それも、高貴な人からごく一般の市民まで、分け隔てなく。
料金もさまざまで、貧しい人には安く、身分のある人には高めに──なんとも人情味ある設定ですよね。
そんな彼女がもっとも親しくしていた人物のひとりが、あの「ジョセフィーヌ」。
そう、ナポレオン・ボナパルトの最初の奥さんです。
「ジョセフィーヌ」と聞いて、私が思い浮かべるのはドレッシング!
以前、とっても美味しいフレンチドレッシングで“ジョセフィーヌ”という名前のものがありました。
もう飲めちゃうほど美味しくて、一時は“幻のドレッシング”なんて言われていたんですよ。
……あ、脱線しましたね。笑

ルノルマンはそのジョセフィーヌと親しくしていたことから、ナポレオンの未来まで占っていたそうです。
でもこれがまた、“当たりすぎる”という問題に。
なんと、ジョセフィーヌとの離婚まで言い当ててしまったものだから、ナポレオンから疎まれて、投獄されてしまったのです。
しかもそれだけでは終わらず──
あるとき兵士3人を占った際、彼らにからかわれたルノルマンは、こう言い放ちました。
「あなたたち3人とも、ひどい死に方をするでしょう!」
そして、実際にその通りに……。
当然、またまた投獄。
まるで魔女狩りのような扱いを受けながらも、ルノルマンは占いの力を信じて貫き通したのです。
“当たりすぎる”がゆえに恐れられた──なんとも皮肉で、でも誇り高い女性だったのですね。
実際にいた彼女の人生を知ると、ルノルマンカードに刻まれた1枚1枚の意味が、
より深く、そして人間味を帯びて感じられてくる気がしませんか?
えっ!?ルノルマンとカードは無関係?
さて──
ルノルマンがどんな女性だったのか、だいぶ親しみが湧いてきたところで、いよいよ本題。
“ルノルマンカード”って、どこから来たの?という話です。
ここで、一気にテンションがガクッと下がる事実をお伝えしなければなりません。
実は……
ルノルマンカードは、ルノルマン本人が作ったわけではないんです。
えええええ!? ですよね。
あの名前がついているのに?
あんなに当たるのに?
あんなに世界中にファンがいるのに??

そうなんです。
ルノルマンカードの元になったのは、実は「希望のゲーム」という双六(すごろく)でした。
彼女が27歳の頃にドイツで発売され、その後イギリスやフランスでも広がったそうです。
広めたのは、当時のドイツの営業マン。
営業マン、すごい。笑
そして、時が経ち──
ルノルマンが71歳で亡くなったあと、
この「希望のゲーム」を販売していたカード会社が、あることを思いつくのです。
「このゲーム、あの有名な占い師“ルノルマン”の名前をつけたらもっと売れるんじゃない?」
……はい、ビジネス的判断ですね。
ネーミングの力って、本当にすごいです。
つまり、「ルノルマンカード」という名前は、ルノルマンが直接関わった証ではなかったんです。
ここで私は思いました。
「それじゃあ今までの“当たりすぎる!”という体験は何だったの?」
「ルノルマンの魂、宿ってるでしょ、これ!」と。
それもそのはず。
実はこの話、ここで終わりじゃありません。
実際には、もっともっと深いところで、ルノルマン自身の痕跡がちゃんと残されていたかもしれないんです
それでもやっぱり、彼女の魂が宿るカード
でもね、やっぱり私は思うんです。
これはもう、ルノルマンの魂が宿ってるとしか思えない!って。
たとえばこんなことがありました。
「最近、引っ越そうか迷ってるの」なんて話をしてると、“家”のカードが出てきたり、
「うちのワンコ、元気ないのよ」と話すと、“犬”のカードがぴったりと出たり、
ご主人のことでちょっとモヤモヤしてる方がカードを引くと、“男性”のカードがポンと出たり。
いやいや、偶然がこんなに時重なるわけがない!
私自身もそうですが、ルノルマンカードを学んでいる人、使っている人の多くが、
「怖いくらい当たる」
「まるで見ていたかのよう」
と口を揃えます。
これはもう、“カードに彼女が宿っている”としか思えないんです。
実際に、私の学んだルノルマンスクールの先生方も、ずっとそう感じてきました。
そしてその「なぜそんなにリアルなのか?」という疑問を解くために、徹底的に調べたのです。
──フランスの国立図書館、
──ルノルマンがかつてサロンを開いていた場所、
──生まれ育った町、
──そして、彼女が眠るお墓。
毎年、先生方はパリに足を運び、お墓に手を合わせ、カードと向き合う時間を持ち続けています。
お掃除までして帰ってくるんですよ。
なんだか、温かくて素敵ですよね。

その中で確信したこと。
それは──「希望のゲーム」は、やはりルノルマンが何らかの形で関わっていたのではないか、ということ。
名前だけ借りたのではなく、彼女の考え方やエッセンスがちゃんとこのカードに流れている。
そしてその“魂”が、今でもカードを通じて私たちに語りかけてくれている──そう信じています。
もし、あなたがまだカードを手にしたことがなければ、
今日がその“扉”を開ける日かもしれません。
学んでいなくても、まずは一枚引いてみてください。
そのカードには、きっと何かしらの“今のあなたへのヒント”が込められているはず。
ルノルマンカードは、Amazonなどで簡単に手に入ります。
そして、もし「ちょっと引いてみたけど意味がわからない」という時には、どうぞ私のLINEにご登録ください。
10分間の無料リーディングもご用意していますし、LINEでのやりとりも大歓迎。
Zoomでのセッションや、もちろん自由が丘のサロンに直接お越しいただくのもOKです。
ルノルマンの“魂”を感じながら、あなたにぴったりのアドバイスを一緒に見つけましょう。
お会いできるのを、心から楽しみにしています。
まとめ
ルノルマンカードって、不思議な魅力があります。
名前の由来から始まり、実在したルノルマンの人生、そしてカードにまつわる驚きのエピソード──
知れば知るほど、ますます惹かれてしまう世界です。
占いをまったくやったことがない方でも、まずは一枚引いてみるところから始めてみてください。
何気ないその一枚が、心の奥にある“気づき”をそっと教えてくれるかもしれません。
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自由が丘でお待ちしています。

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